年長からの算数、まずは「数がわかる楽しさ」から
小学校への入学が近づくと、「そろそろ計算を始めたほうがいいのかな」と考える保護者の方もいると思います。
でも、最初から計算問題をたくさん解く必要はありません。大切にしたいのは、数字と実際の数の関係を理解し、「わかった」「できた」と感じられることです。
ここでは、年長頃のお子さまと家庭で取り組みやすい、算数・計算の始め方をご紹介します。
STEP 01
まずは、身近なものを数えてみよう
おやつや積み木など、目の前にあるものを使って「いくつあるかな?」と一緒に数えてみましょう。
「りんごが3つあるね」「こっちのお皿には2つ。どちらが多いかな?」
数字が読めることと、数の大きさを実感できることは必ずしも同じではありません。実物を動かしたり並べたりして、数と量を結びつけていくことが、計算の入り口になります。
STEP 02
足し算・引き算を、生活の中で体験する
数えることに慣れてきたら、ものを「合わせる」「取り除く」遊びを通して、足し算や引き算の考え方に触れてみましょう。
例えば、「3個のおやつに2個を足したら、全部で何個?」と実物を使って考えます。引き算なら「5個から2個食べたら、残りはいくつ?」という問いかけもできます。
答えを急がず、指で数えたり、ものを動かしたりすることを認めてあげましょう。
STEP 03
計算ドリルは、いつから始めればいい?
年長頃は、家庭学習を始める一つの目安です。ただし、同じ年齢でも、数字への興味や理解の進み方はそれぞれ異なります。
「数を数えるのが楽しい」「簡単な足し算や引き算を考えてみたい」といった様子があれば、紙の問題にも少しずつ触れてみましょう。
始めるときに意識したいこと
- 最初から速さや正解数を求めすぎない
- 問題の意味が分からなければ、実物や絵に戻る
- 取り組む時間や量を、お子さまの様子に合わせる
「早く先へ進む」ことよりも、理解したことを少しずつ増やしていくことを大切にしてください。
STEP 04
無理なく続けるための、3つの工夫
生活の中に取り入れる
おやつの前や帰宅後など、家庭で取り組みやすいタイミングを見つけましょう。
「できた」を一緒に喜ぶ
正解だけでなく、考えたことや取り組んだことにも目を向けましょう。
以前の計算にも触れる
新しい内容に進んだ後も、これまで学んだ計算を折に触れて確かめましょう。
毎日こつこつ取り組むことを基本にしながら、体調や予定に合わせて調整して構いません。大切なのは、学習を嫌いにならず、また取り組みたくなることです。
STEP 05
つまずいたときは、一つ前の理解に戻る
計算がうまくできないとき、単純に問題数を増やすだけでは解決しないことがあります。
たとえば足し算で迷っているなら、ものを実際に合わせて数えるところへ戻ってみましょう。大人が答えをすぐに教えるのではなく、「どう考えた?」と聞いてみるのも一つの方法です。
お子さまによって理解の仕方やペースは異なります。焦らず、その子に合った進め方を見つけてください。
まとめ
小さな「できた」が、次の一歩につながる
年長からの算数の家庭学習は、数を数えたり、合わせたり、減らしたりする身近な体験から始められます。
大切にしたいのは、一度にたくさん進めることよりも、理解しながら取り組み、努力を積み重ねること。今日の小さな達成を、次の挑戦につなげていきましょう。
こつこつ夢ドリルについて
計算に慣れたら、計画的な学びへ
「こつこつ夢ドリル」は、小学6年間で学ぶ計算を小学3年生までに一通り学ぶことを目指す、全12冊の計算ドリルです。年長頃から始めることを一つの目安に、複数の計算分野に継続して触れられるよう、教材と学習計画表を工夫しています。
具体的な学習の進め方は、教材に付属する計画表でご案内しています。
